牛乳石鹸の魅力
牛乳石鹸は赤いパッケージに牛のマークでおなじみの老舗の石鹸製造会社です。正式名称は牛乳石鹸共進社株式会社（ぎゅうにゅうせっけんきょうしんしゃ）と言います。
牛乳石鹸は化粧石鹸を始め、シャンプーや化粧品などの製造・販売を行っています。代表的な商品は、キューピーベビーせっけん・無添加せっけん・米ぬかせっけん・アロエせっけんなどがあります。70年代はシャワランというシャンプーがピンクレディーのＣＭと共に大ヒットしました。今では無添加シリーズやベビーせっけんなどの石鹸を多数取り扱っています。
もともと「牛乳石鹸」は、ライオン（当時の「小林富次郎商店」）の商品だったことがあった(ライオンのホームページに掲載)。その後、問屋の1つである佐藤貞次郎商店からの委託で生産・発売されていたが、1928年（昭和3年）、現在の本社に工場を建設、佐藤貞次郎商店から商標を譲り受けて自社ブランドとして生産・発売されることになる。また、主力商品の化粧石鹸「赤箱（あかばこ）」は、昔ながらの「釜炊き製法」によって作られている。「赤箱」の英名は最初は「トイレット・ソープ」だったが、現在は「ビューティ・ソープ」になっている。
牛乳石鹸は「カウブランド」とも呼ばれているようです。牛乳石鹸と言えば「♪牛乳石鹸 良い石鹸」の歌でも大変有名ですね。毎年夏と冬に牛乳石鹸特製ののれんを制作、全国各地の銭湯に掲げられているとのこと。地域密着型のなじみのある牛乳石鹸という印象があるのはこの銭湯ののれんも一役かっているのかも知れないですね。